大菩薩峠 甲源一刀流の巻

ebook 本編

By 中里介山

cover image of 大菩薩峠 甲源一刀流の巻

Sign up to save your library

With an OverDrive account, you can save your favorite libraries for at-a-glance information about availability. Find out more about OverDrive accounts.

   Not today
Libby_app_icon.svg

Find this title in Libby, the library reading app by OverDrive.

app-store-button-en.svg play-store-badge-en.svg
LibbyDevices.png

Search for a digital library with this title

Title found at these libraries:

Loading...
御岳山(みたけさん)での奉納試合を数日後にひかえた机竜之助(つくえりゅうのすけ)は、大菩薩峠いただきで無辜の老巡礼を斬り殺す。奉納試合は宇津木文之丞(うつきぶんのじょう)の妻お浜をめぐる双方のわだかまりから、次第に殺気をおびたものとなり、竜之助は得意とする音無しの構えから立合いのすえ、一打のもと文之丞をうち殺す結果におわる。お浜をつれ江戸に逃れた竜之助は、新徴組(新撰組の前身)芹沢鴨(せりざわかも)の世話になる一方、土方歳三(ひじかたとしぞう)らとともに新徴組幹部清川八郎の暗殺に加わるが、手はずのあやまりから、島田虎之助の襲撃を目撃することになる。早朝、小雪ふる鶯谷(うぐいすだに)新坂下の原。直心陰(じきしんかげ)流の剣豪、虎之助のあざやかな立ちまわりと圧倒的なわざの前に次々と斬り斃される刺客たち。このできごとに衝撃を受けた竜之助は「我ついにこの人に及ばず」と知り、愕然とするのであった。「大菩薩峠」[文字遣い種別]新字新仮名[底本]大菩薩峠1[出版社]ちくま文庫、筑摩書房[初版発行日]1994(平成6)年12月4日
大菩薩峠 甲源一刀流の巻